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情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

強姦は女性だけが被害者かというメモ

曾野綾子さんの産経のあれについてのメモ - 情報の海の漂流者
の続き
言葉定義と議論の範囲を整理した方が良いんじゃないかな。

  • 「性犯罪」 →【範囲大】痴漢等も含む。両性とも被害者になりうる
  • 「レイプ」 →【範囲中】男女共に被害者足りうる
  • 「強姦罪」 →【範囲小】男性が女性を犯した場合だけ

詭弁のようだが、日本には基本的に強姦被害にあった男性というのはいない。
これが何故かというと、アナルセックスは強姦ではなく強制わいせつ罪に該当するからだ。



(細かいことをいうと女性も共犯として強姦事件の加害者になることができる。だが今は触れる必要はないだろう)


姦淫とは性交をいい、男性器の女性器に対する一部挿入で既遂に達し、妊娠および射精の有無は問わない(大審院大正2年11月19日判決以後の確定した判例・実務)。この定義によれば、女性による強姦、男性への強姦には、たとえ性器の著しい損傷があったとしても強姦罪は適用されない




強姦罪 - Wikipedia


日本では強姦罪の客体は女性に限定されている。男性の性的自由を侵害しても、強姦罪は適用されない。どんな場合であれ(要するに男色で犯した場合でも)強制わいせつ罪が適用される。

強姦罪 - Wikipedia


  • 強姦に限定して議論する場合、男女の立場は固定している


実録・セカンドレイプ/性犯罪が起こる要因 - フランチェス子の日記
そのブクマは上記の点を抑えた上で読むべきだろう。


【追記】誤解があるようなので追記しておくと、これは前提知識の確認であって、問題の日記の内容に対するツッコミではない。
一連のフランチェス子さんの日記の場合「構造的差別」という「大学で何年もかけて学ぶレベル」の概念に踏み込んでいるので、説明しにくいのだ。

現実にはここまで厳密に言葉を使い分けている人は少ないが、言葉の定義域の違いを意識することも必要かもしれない。
文字数制限が有り主語が省略されやすく「文脈を読むことが困難」な、はてなブックマークでは特に。


この対立は性意識の問題だけではなく、コミュニケーションプロブレムという要素があるように思える。