何らかの理由で10冊に入らなかったけど、若い内に読んでもいいと思う作品をいくつか上げていきます。
- マイナー過ぎて入手が困難。
- 人を選ぶ
- 地味すぎて良さが分かりにくい
- 児童文学、ライトノベル的過ぎて今回の質問に適するのが疑問だった
あたりの理由で選外にしたものです。

- 作者: 野尻抱介
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/11
- メディア: 文庫
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壮大なストーリーを書いたSFもいいでしょう。
膨大な知識を元にIFを追求したSFもいいでしょう。
でも、そんなものは大人になってから読んでも構わないんですよ。
若い人に薦めるSFはロマンを追求した作品であるべきだと信じています。
クレギオンは、ロマンを求めて宇宙を飛び回る人達を描いた小説です。
元々ライトノベル系のレーベルから出版されていたので、中高生にも読みやすいように配慮されています。
読み終わったあと布団に入ると、なんかいい夢が見れそうな気がして好きでした。

- 作者: 隆慶一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1991/09/30
- メディア: 文庫
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隆慶一郎さんはとても日本的な清々しい小説を書く人です。
濃厚な歴史小説なので、万人に薦めていいものなのかは疑問が残ります。
ただ、この作品は週刊少年ジャンプで『花の慶次』という名前で漫画化していまして、予備知識を持っている人が多いんですよ。
このレベルの作品の中では間口が広い部類だと思います。
漫画連載中やその直後ならば、その辺の高校生に薦めても問題なかったのですが今はどうなんでしょう?
バキシリーズの独特の美意識が受け入れられているなら、こっちも大丈夫なようなきもするんですが…

大志を抱いた魔法使い―ハーモナイザー・エリオン (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 吉村夜,ことぶきつかさ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/02
- メディア: 文庫
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最初は漠然とお金持ちになりたいと考えていた主人公が、いろいろな人との出会いを経験して具体的な夢を見つけて行くお話。
ライトノベルです。
吉村夜さんは児童文学出身で、登場人物の心の成長を描くのが上手い人。
好きな作家さんなのですが、あまり知名度は高くないんですよね。

丘の家のミッキー 1 お嬢さまはつらいよの巻 (丘の家のミッキーシリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 久美沙織,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/06/01
- メディア: 文庫
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王道な少女小説。
幼稚園から名門のお嬢様学校に通っていた女の子が、転校して普通の女子高に通う話。
お嬢様と言ってもどこかの財閥の後取り娘とかではなく、優しい両親に愛情を持って育てられた素直な子なんですね。
今までと違う環境に戸惑ったり悩んだりしながら、少しずつ価値観が広くなっていき、成長していく姿が印象的な作品です。
こういう真っ直ぐな小説はは10代の内に読んでおいた方が良いと思います。
いい話ですよ。
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- 朝ご飯中、後で続きを書く----
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