この記事はtwitterおよび、はてなハイクのポストをまとめて、補足したものになります。
まず、幸福実現党のweb戦術ですが以下のような特徴があります
- 共通規格のおしゃれなホームページを候補全員に用意
- グーグル・アドセンスの有効活用
- アマゾン・アソシエイトの有効活用
これらを駆使して、党全体として効果的に知名度を上げていたと考えられます。
他党議員のHPにみるデメリット。
この機能的というのは、選挙運動に役に立つという点です。
今回僕は検証のため、全ての都議会議員候補者の名前で検索をして、ホームページの表示状況を確認しました。
すると、酷いページが多い事に気が付きます。
「選挙ポスターに書いてある名前」で検索してもHPにたどり着けない
結構多いですこのパターン。
最近の候補者は、氏名の一部や全てを平仮名にして出馬するケースが多いのですが、これが曲者。
候補者の名前がHP中で全て「本名(漢字)」になっているケースがいくつかありました。
ポスターとは違うんですね。
これでは「ポスターに書いてある名前」で検索してもたどり着けません。
ホームページ上にそんな文字は無いんですから……
また、別のパターンとして、名前や振り仮名が全部画像になっているケースもありました。
これは選挙ポスターを流用した場合によくあるようです。
基本的には、検索エンジンには画像内の文字を読み取る機能はありません。
ポスターの中の文章は検索に反映されません。
画像の代替テキストというものを使ってください。
そうしないと、検索してもたどり着けません。
「選挙区名」+「政党名」+「選挙の種類」で検索してもHITしない
こちらのページに詳しく書いたのですが、東京都議会議員選挙関連の調べモノをする時、過半数の人は「都議選」というキーワードを使います。
「都議会選挙」でも「都議会議員選挙」でもありません。
正式名称ばかりでなく、「都議選」という単語も使ってください。
そうしないとネット上で迷子になる人が出ます。
取りこぼす層
最近は、投票所の前で、ポスターを見ながら携帯で情報を調べて投票する候補を決める方が結構いるようです。
そういう人達が携帯片手で検索したとして
- 「選挙ポスターに書いてある名前」で検索してもホームページが見当たらない。
- 「選挙区名」+「政党名」+「都議選」で検索してもブログが見つからない。
そういう候補者に投票する気になるのか?という問題があります。
幸福実現党の候補者ホームページは、基本的にこれらの問題を全てクリアしていました。
また、グラフィカルで、一ページ辺りの情報量も少なく、読みやすい構成になっています。
全体的にキャッチーで、政治にあまり興味がない層も視野に入れていると考えられます。