情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

コミックマーケットについて〜入場時間に大差が無いのに何故徹夜をしたり、始発電車で行くひとが多いのか。

コミックマーケットの場合、徹夜で入場待ちをした人と、開場直前(朝の10時前)に入場列に並んだ人の入場時間の差は、一時間も無い。
この話をすると、「なぜわざわざ始発で行く必要があるの?」と聞かれることが多い。

ボトルネックは入場列ではなく会計である。

そういう質問をされたとき僕は「入場時間が遅くなるとにレジ待ちが1000人単位になるから」と答えるようにしている。
(実際はレジなどなく、人力で会計をする)
同人誌即売会の場合、入場すればそれで終わりではなく、その後同人誌を買うために会計待ちの列に並ばなければならない。
机がいくつも並んでいて、そのひとつひとつで会計を済ませる。
(縁日の屋台のようなシステムだと思ってくれればいい。)
この会計待ちがボトルネックになるのだ。
人気のあるサークルの場合、開場10分後には数千人以上街になるコトもある。
時間が経過して人が増えれば増えるほど会計待ちの列は伸び、時間がかかるのだ。
始発組なら会計待ち10分で買える同人誌が、開場直前組だと、1時間以上待たされることも珍しくない。
そして、並んだ挙句、モノが足りなくて買えないということも多々ある。


コミケで朝早くから入場待ちをしている人というのは、このサークル前の列で並ぶ時間を減らすために始発ででかけるのだ。

図にしてみよう










人が増えれば増えるほど列が伸び、回転が悪くなる。

以上は人気サークル狙いの人の場合。

普通のサークルの場合は列なんかできない。
会計待ちの時間も無い。
だから「人気サークルの本を買わない人」は早い時間から入場待ちをしなくてもOK。