最初に行方不明になった2名。報道にも「福島第一原発の技術者2名が行方不明」と最初出ていたので覚えている人もいるだろう。
あの2名は東電傘下のプラントエンジニア。この2名、なんと、津波後、原発の冷却装置を誤って操作したまま、さっさと逃げたという。しかも、そのまま郡山市内に逃げて酒を飲んでいた。
「俺たち津波にさらわれて行方不明になってるんじゃないか?顔つきで報道されたりして。アハハハハ!」
「もう放射能が大変で・・・ありゃもうダメだな」
そういう会話をしていたそうである。店の店員は「ヘンな二人だな」と思っていたそうであるが、やがておかしいことがわかり、当サイトにタレ込んで来た。現在裏取り中であるが、この2名が原発をほっぽって逃げた犯人なのは間違いないという。
ttp://www.nikaidou.com/archives/11803 福島原発は本当に人災だった : 二階堂ドットコム
こんなのが話題になっていましたが、この二人実際には被害を確認しようとして津波に巻き込まれて死亡していたという報道が出てきています。
東京電力は3日、福島第一原発で行方不明になっていた社員2人が4号機タービン建屋の地下で遺体で見つかった、と発表した。
亡くなったのは福島第一原発第一運転管理部の小久保和彦さん(24)と寺島祥希(よしき)さん(21)。地震発生時には中央制御室にいたが、被害を確認するため、地下に行って津波に巻き込まれたとみられる。死因は外傷による出血性ショック。
2人は電源や弁の管理を担当しており、地震発生後に地下に下りたという目撃情報があった。地下1階にたまった水の排水作業や水素爆発による退避などが相次いだため捜索は難航したが、3月30日午後に発見された。
遺体は翌日収容され、放射性物質を落としたのちに発電所外で検視され、2日までに最終的に身元が確認された。発見から公表まで時間がかかったことについて、東電は「ご遺族や警察に連絡するなど時間がかかった」としている。
asahi.com(朝日新聞社):東電社員2人の遺体発見 福島第一原発で津波被災か - 社会
二人は地震直後に行方不明になり、三月三十日午後に4号機のタービン建屋地下で亡くなっているのが見つかった。四月二日に家族が身元を確認した。
地震発生当時、二人は中央制御室で作業。建屋地下に巡回に行った際、津波に巻き込まれたとみられる。同原発の運転マニュアルでは、原子炉が緊急停止した場合、現場に向かうよう定めている。
東京新聞:福島原発4号機 不明社員2人の遺体:社会(TOKYO Web)
【東京】東京電力は3日、福島第1原発で先月11日から行方不明になっていた作業員2人の遺体を発見したことを明らかにした。検視の結果、死因は原発の事故ではなく津波によるものとみられる。
国内 / 企業ニュース / 行方不明の作業員2人の遺体を発見−福島第1原発 / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com
死亡が確認されたのは東京電力の社員、小久保和彦(Kazuhiko Kokubo)さん(24)と寺島祥希(Yoshiki Terashima)さん(21)。
東京電力によると、2人の遺体は同原発4号機のタービン建屋で前月30日に見つかった。死因は多発性外傷による出血性ショックだった。遺体は除染作業が必要で、2日になって公式に死亡が宣告されたという。
福島第1原発で東電社員2人の死亡を確認 国際ニュース : AFPBB News
死亡したのは、同発電所第1運転管理部の小久保和彦さん(24)と寺島祥希さん(21)。震災による東電社員の死亡が確認されたのは初めて。
東電によると、2人は定期検査中だった4号機で電源操作や弁の開閉作業をしていた。地震発生時は中央制御室にいた。
遺体が発見された場所は津波の水がたまり、電源も回復していないため暗闇で、東電はボートで捜索を続けていた。
2011 4/3 日経新聞
福島第一原子力発電所において行方不明となっていた当社社員について
平成23年4月3日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、福島第一原子
力発電所4号機タービン建屋において、現場調査中の当社社員2名が行方不明とな
りました。
当社では、これまで全力で捜索活動を継続してまいりましたが、本年3月30日午
後3時25分頃および同日午後3時53分頃、同建屋地下1階において当該社員2名が
発見され、昨日までに死亡が確認されました。
亡くなった社員2名のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまに
は心からお悔やみ申し上げます。
<亡くなった当社社員>
小久保 和彦(こくぼ かずひこ) 様(24歳) 福島第一原子力発電所第一運転管理部
寺島 祥希(てらしま よしき) 様 (21歳) 福島第一原子力発電所第一運転管理部
以 上
プレスリリース 2011年|TEPCOニュース|東京電力
これらの情報を見る限り、この二人は職務をまっとうしようとして犠牲になったと見るべきかと思います。
そういう人間に対して職務放棄していたというデマを流すのは極めて悪質な行為です。
信じてしまった方、広めてしまった方は即座に撤回することをおすすめします。