- 広告の単価が高いこと
- 広告がたくさん表示されること
- 広告がたくさんクリックされること
の3つがポイントになってくるわけですですが、ブラック企業批判はこの全てを兼ね揃えています。
クリック単価が高い
最近のネット広告サービスの中には入札制度を導入していることがあります。
ウェブページやそれを見ているユーザーに対して広告主がオークションを行い、その結果によって表示される広告が決まるわけです。
オークション形式を導入しているのですから、高い金額で入札する広告主が多い分野ほどクリックあたりの広告収入は高くなります。
ブラック企業関係の記事の場合、法律関係(残業代関係の訴訟)、金融関係(融資・キャッシング系)、就職関係(転職・就職前の求職者をターゲット)等の広告が競合しているので広告のクリック単価が高くなる傾向があります。
広告が沢山表示されること
ページを閲覧される回数はかなり大きなファクターです。
ページにクリック単価が高い広告が表示されても、誰にも読まれなければ、収入にはなりません。
話題性の高い記事を書くというのは結構大事です。
現在ネット上にはブラック企業問題について関心を持っている人が多いので、この関係の記事を書くと比較的簡単に人が集まります。
ソーシャルメディア上で拡散されたり、検索エンジン経由で人がやってきたりするわけですね。
広告のクリック率が高いこと
広告のクリック率は読者層によって大きく左右されます。
クリック単価が高い広告が表示され、その広告が何万もの人に閲覧されたとしても、誰もクリックしなければそんなにお金にならないわけです。
(コンピューター関係のディープな記事なんてクリック率が大変悲惨なことになりがち)
その点ブラック企業関係の話題に関心がある層は、比較的広告をクリックする層なので、クリック率はまずまずの高さになります。
まとめ
ブラック企業関係の記事はクリック単価・話題性・クリック率の三拍子が揃っているので、マネタイズが容易な分野です。
(参院選の頃のブラック批判ブーム時には1記事で諭吉さんとかそういうレベル。選挙前はちょっとしたバブルになっていました。)
何が言いたいかというと
この前「今までさんざんあくどいことをやっていたまとめブログが、急に社会正義に目覚めてブラック企業批判を展開した。奴は改心したのだ」的なことを言っている人を見かけたんですよ。
それに対して「いや、それはさすがにピュアすぎる感想だろう」的なツッコミを入れたくなってこういう記事を書いてみたわけです。