半年前にセルクマだけで将来ちきりん氏の総ブクマ数を超えそうな人の話という記事で紹介した某ブログが、予測通りこの夏[TopHatenar]のはてなダイアリーランキングTOP10入りをした。
(注 TopHatenarのランキングはそのブログの総はてなブック数である)
相変わらず、月間数千記事を投稿し、その殆どにセルクマをしているようである。
ちなみにセルクマとはセルフはてなブックマークの略で、要するにここははてな界隈では作者以外はほとんどはてブしていない。
ちなみにこのブログ、はてなカウンターを公開しているので、第三者でもPVをチェックできるのだが、これがかなり多い。
2013年09月30日現在の総ページビューは7004435
2012年10月01日時点の総ページビューは3872638 (インターネットアーカイブより)
年間三百万pvを超えている。なんていうか究極のロングテールである。
少し前にはてブのまとめの人がはてなブログの新着エントリーがスパムに汚染されている話を書いていたが、はてなブログやはてなダイアリーの場合、記事を書いただけで最低限のPVを確保することができる。
この環境では記事量産というのは、それなりに効果があるのだ。
効果がある以上やる人が出てくるのは必然というかなんというか。今後もスパムブログが量産される状況は続くんじゃないだろうか。
アフィリエイト
某ブログの場合、アフィリエイトは各記事に一つamazon広告を挿入する形で行っているようだ。
amazonアソシエイト・プログラムは、ページを閲覧→広告をクリック→、実際に購入まで行かなければ報酬が払われないシステムなので、この形式だとあまり儲かっていないと僕は推測する。
忍者admaxのような閲覧されただけで報酬が入る広告を貼れば、それなりに儲かるのではないだろうか。
(ちょっと特殊な方法を使えば、はてなダイアリーにもこの手の広告を貼ることができるのだ)
PVを生み出す方法と、それを金銭に変換する方法が共に存在するのだから、まぁインセンティブとしては十分に機能するだろう。
はてなの動き
はてなは2013年9月にはてなブックマークにおけるスパム行為の考え方および対応についてというガイドラインを公開した。
このガイドラインに以下のような記述がある。
ご自身が運営するウェブサイトを自身のアカウントでブックマークする行為については、特に問題としておらず、表示制限措置や利用停止などの対象とはしておりません。ただし、ご自身が運営されているウェブサイトをブックマークする場合でも、運営ウェブサイトの内容や態様によりスパム目的であると判断できる場合や、機械的な高頻度のブックマークなど、通常の利用を逸脱していると判断できる場合には、表示制限措置や利用停止などの対象となる場合がございますので、ご注意ください。
僕はこれを読んだ時、真っ先に某ブログのことが思い浮かんだのだけど、このガイドラインが発表されて一週間以上だっても某ブログの動向に変化はない。
うーん。月に数千件セルクマ位ならば、「通常の利用を逸脱していると判断できる場合」には当たらないのだろうか。謎だ。