先日、TBS『世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?』にて、「てん屋ビーンズ赤羽店においてテイクアウトが急増、原因は放置自転車対策の強化にある」
という内容の番組が放送されたらしい。
2015年07月09日
通常放置自転車はいきなり持っていかれるのではなく、まず警告札を貼り、一定時間経過後に移送という順序を追って撤去される。
赤羽駅周辺を管轄する北区の場合もそのパターンだ。
移送方法
移送は、移送用の黄色い警告札を付けてから一定の時間を経過しても移動していない放置自転車を対象にします
放置自転車の移送|東京都北区
ご飯を食べている間に自転車が撤去されてしまうから外食からテイクアウトにシフトしてしまう、というのはちょっと違和感がある。
そこで北区の担当部署に問い合わせをして確認をしてみることにした。
確認の結果わかったことは、
1.条例上自転車を離れた瞬間から放置自転車と定義される。
2.利用者の利便性を考慮して警告札から撤去まで最低一時間の間隔を空ける運用をしている
ということだ。
1時間以内に食べ終わるお店の場合、食事中に自転車が撤去されてしまうことはないとは、あまりないのではないかと考えられる。
てん屋の場合はどうだろう? 僕は一時間も居ないのだけど……家族連れとかだと長時間店内にいるのだろうか?
また、移送まで一時間というのは他の自治体と比べて突出して短い時間というわけではない。
例えば葛飾区なども同じ時間で運用をしている。
葛飾区では駅周辺の自転車放置が著しい地域を放置自転車整理区域として指定しています。
放置自転車整理区域の道路等公共の場所に放置された自転車は、指導誘導員が警告札を取り付けます。
そのまま1時間を経過しても放置されている場合は撤去します。
放置自転車対策|葛飾区
放置自転車対策は赤羽駅周辺が突出して厳しいわけではないのだ。
そうなると、てん屋ビーンズ赤羽店のテイクアウト一位には別の要因が隠れている可能性が高いのでは無いかという疑問が出てくる。